排水処理設備の曝気ブロワを設備更新し、インバータ制御しながら交互運転しています。電力削減量は年間およそ123,031kWh、123万円の経費削減。生地の脱水工程に脱水機を追加することで乾燥時間を短縮。糸を乾燥させる工程で糸や糊のごとに最適化し、ガスの使用料を削減。現場発信で様々な活動を推進しています。
[1] 後染部 連続糊抜き機
糊付けされたタオルを連続で糊抜き加工を行います。1槽目で薬品処理、2槽目で湯洗、3槽目で水洗、4槽目で仕上げ剤の4工程を連続で加工できる機械です。
[2] 後染部 拡布機
生地の加工、脱水後の生地を拡げる工程になります。加工後の生地は捻じれており、生地を拡布することで後工程の連続乾燥ができるようになります。よじれた状態では乾燥不良になります。
[3] 後染部 イタリア製乾燥機
加工、脱水、拡布後の生地を縫い合わせて連続で乾燥していきます。風の力で前後生地を飛ばし、繊維をもみ叩きながら進みます。乾燥が終わった生地はとても柔らかくボリュームのある仕上がりになります。
[4] 後染部 テンター・歪み矯正機
高性能な 微霧発生ノズルを搭載しており生地の幅や小皺を整えます。精度の高い矯正機を通すことで生地の歪みがなくなります。入口から出口まで要する時間は約10分です。
[5] 糸染部 染色管理作業
糸染部では、加工する糸の銘柄、番手、撚り回数、染色パターン、仕上げ条件、どの順番で加工を進めるか等、工程はPCで管理・機械制御されています。入力作業はミスのできない重要な仕事になります。
[6] 糸染部 染色釜キャリア入替作業
糸の加工は糸を立てたキャリアを染色釜に投入し加工が行われます。加工終了後のキャリアは乾燥待ち待機所に移動させます。空になった染色釜には次に加工するキャリアを入れます。入替作業にはクレーンを使用します。加工に要する時間は約4~8時間です。